2017年 それは任天堂の新しいハード Nintendo Switchが発売された記念すべき年ですが、実は当時星のカービィも生誕25周年を迎え大いに盛り上がってた時代でした。
この年だけで既に2本もの新作が発売され、なんと年末にはもう一つ新作が発売されていたのです。
それがこのカービィ バトルデラックス！
今まで以上に対戦要素が充実している本作種類の魅力をサクッと紹介していきましょう！
- 個性が異なる13の能力
本作に登場するコピー能力はソード・ハンマー・ウィップ・ボム・アイス・スピア・トルネイド・カッター・ドクター・パラソル・ビートル・ニンジャ・ファイター・スリープ・ミラーの15種類
本作の攻撃はBボタンで弱・Yボタンで強と性質の異なる技が繰り出せるのでお馴染みの能力でもこのバトルデラックスでは全て別能力と考えた方が良いかも
このうちミラー・スリープの二つは本作発売前に開催されたコピー能力総選挙で上位に入賞し無料アップデートにより追加されました。
ミラーはともかくスリープが戦闘用能力として登場したのはこのバトルデラックスが最初で、寝ながら戦う本能的なバトルスタイルがかなりシュール！
ある条件を満たすとカービィ以外にもワドルディ・メタナイト・デデデ大王の3人も参戦し、合計18能力が登場！
もはや恒例ですね。
- バラエティ豊かな10のバトル
本作には
- 2チームに分かれてリンゴを集めた数を競うあつめて！リンゴマッチ
- 最後の一人になるまで戦うバトルロイヤル
- 鬼ごっこをしながら集めたコインの数で勝負を競うトレジャーハンティング
- バイクに乗ってライバルを吹っ飛ばしコインを奪い合うアタックライダーズ
- 次々と出されるお題を正しく答えるこたえて！アクションシアター
- ロケットにエネルギーを与えて高く飛ばすとばせ！ロケットレース
- ステージ中央のロボボンカースを攻撃してダメージを与えるvsロボボンカース
- ディスクを弾いてライバルを吹っ飛ばすスマッシュホッケー
- 鉱石を拾ってトロッコに投げ込むぽいぽいトレイン
- 2チームに分かれてボールを相手チームの旗にぶつけるフラッグシュート
の10種類のバトルが用意されており、ランダムに選ばれた3種目の総合成績で勝敗を決めていきます。
1戦ごとに能力を変えられるのでバトルに合った能力をよく考えて選ぶのが勝利のカギ
- 友達や遠くのライバルとバトル！
本作は最大4人までのマルチプレイに対応しているのは勿論、カービィシリーズ初となるオンライン対戦も用意されています。
勝敗によってランクポイントが変動するので高みを目指してオンラインに潜るという新たな楽しみが実現されました。
- キャラが喋る！ストーリーモード
1人で遊ぶストーリーモードはカービィがバンダナワドルディと共にデデデ大王が主催するバトル大会に参加するという内容
優勝景品はこの「デラックス山盛りケーキ」！
ストーリーモードに登場するカラフルなカービィ達はデデデ大王がカービィを倒すために設計した『カービィプリンター』から生み出された存在
ワドルディがハンドルを回すと能力をコピーした色違いのカービィが飛び出します。
ニセモノとはいえその実力は本物と全く同じ
はたして本物のピンクカービィは彼らを倒して無事優勝できるのだろうか？
このモードはリーグごとに用意された様々なお題をクリアしていく内容で従来のバトルとは異なる変則的なバトルが楽しめます。
受け付けがワドルドゥなのも個人的に良ポイント
そして最大の見どころはカービィ以外のキャラクターがテキスト付きでペラペラ喋っているところ！
これまで掛け声や一部のボスなどしか用意されてなかったけど本作は大王やワドルディを筆頭に色んなキャラが喋るのはカービィシリーズとしてはかなり異例
とはいえ大きくキャラ崩壊してるわけでもないので許容範囲でしょう。
- 至る所に小ネタ
本作は誰でも手軽に遊べる対戦アクションゲームですが、実は細かいところに小ネタが所々に用意されています
例えば一部のバトル競技に過去作のキャラが観戦していたりだとか
スマッシュホッケーの背景を見てみるとスパデラや星のカービィ2など過去作の地形が見えてきたりとか
カービィを強化させるブーストオーブの中に参上！ドロッチェ団のメタル能力を思わせる効果があったり
コピー能力の見た目を変えるきせかえ機能の中に歴代の敵キャラや公式グッズをモチーフにしたものだったりなど、過去作のファンサービスがふんだんに用意されています。
全てわかった人はカービィマニアと自慢しても良いかも
もちろん過去作ネタだけじゃなく本作オリジナルの衣装もあります
特にメタナイトのパーティ風の衣装はいつもの仮面じゃないのでなんか異質w
- 25周年を締めくくった傑作
ここまで紹介してきた通り、本作は外伝作品であることを最大限に活かし様々な実験的要素を組み込んだお祭りゲームであることがわかります。
オンライン対戦の民度の低さなど少し問題点もあるけど、それでも25周年を締めくくる作品としては十分高い完成度をほこっている隠れた名作なのでした。
- ワドルドゥ ご乱心！？
こたえて！アクションシアターの観客席ではワドルディ達がサイリウムを振って応援する中にワドルドゥの姿が確認できます。
ところがよく見るとヤツだけサイリウムを両手に持っていて
全力でサイリウムを振って応援しているのがわかります。
あまりの迫真すぎるサイリウムの振り方はさながらドルオタの如く激しい
お前まさかそっち側の人種だったのか・・・？
