「あの思い出の場所に花が咲くとき、私たちはきっと また会える」
これは赤キノピオの元に送られた手紙と同封された一つの種から始まった小さなお話…
赤キノピオがイロドリタウン東区で植えた木はすくすくと成長し、遂には花を咲かせた。
マリオのペンキハンマーのおかげで行方不明になっていた友人たちも続々集まり、残すはフッくんの帰りを待つだけだ。
—————しかし、この後黄色キノピオの口から残酷な事実を知ることになる
「ああ、知らないんだ・・・」
なんと、手紙の送り主・フッくんは既に故人になっていたという目を疑う一言だった
「ううん、色ヌケじゃないよ」
その死因はあまりに悲惨なものだった
あまりに衝撃の事実に他のキノピオ達はどよめく
黄色キノピオが語り終わった途端、成長した直後の木に咲いた花が次々に散っていく
この木もフッくんのような最期を迎えてしまうのか?
キノピオ達も焦り出す
そのとき木の幹から一つの種が落ちてきた。種から出てきたのはなんとパックンフラワーだった!
突然の敵の出現に戦闘態勢に出るペーパーマリオだったが・・・
結局、あのパックンフラワーが手紙の差し出し人「フッくん」本人なのか
それとも死んでしまった「フッくん」が一輪の花として生まれ変わった姿なのか、その真相は誰も知る由がない
だが彼らにとってそんなことはどうでもいいのだろう。例えどんな姿でも、数年ぶりにかけがえのない親友に再会できたのだから・・・
彼らの幸せな日常を守るため、なんとしてもこの島を平和に取り戻そう
ペーパーマリオは静かにそう決意したのだった・・・
(追記)
その後、彼らはアキャットタワー近くの丘で6人仲良く遊んでいる姿が見られた。
いつまでも仲良くやれよ!